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入っててよかった健康保険と医療保険(緊急帝王切開を終えて)

この記事について

この記事では、自身の緊急帝王切開に利用した保険の制度を紹介します。通常、妊娠・出産にかかる費用は実費で保険適用はありません。しかし、帝王切開となった場合、健康保険が適用されます。そして、健康保険が適用される入院・手術・通院の場合、任意加入の医療保険の補償が適用されるケースがあります。
なお、保険金の請求は入院/手術日から3年以内であれば遡及が可能です。該当される方は一度ご自身が加入している保険会社に確認することをおすすめします。

前提:健康保険と医療保険とは?

緊急帝王切開で利用可能な制度

健康保険:限度額適用認定証

入院や外来診療等での窓口負担を軽減することができる書類です。窓口に「保険証」と「限度額適用認定証」をセットで提示すると、窓口で支払う費用は高度医療費の自己負担限度額*1までとなります。
注意すべき点としては、発行は無料ですが、郵送の場合は申請から届くまで2週間はかかります。利用する予定がないとしても予め申請しておくと良いと思います。

www.its-kenpo.or.jp

医療保険:入院・手術・通院補償

健康保険が適用される入院・手術や退院後の通院は補償対象です。加入している医療保険に「今回の出産で緊急帝王切開となったので保険金の請求をしたい」旨の問い合わせをすると、請求に必要な書類や連絡先が届きます。窓口での支払いは軽減されませんが、請求すると加入内容に応じて保険金が支払われます。

私の場合どうだったか

加入している医療保険

20歳から加入している入院・手術・通院補償の更新型保険です。入院1日5000円、手術1日5000円×(手術の種類によって変わる倍率)、通院1日3000円の補償です。ちなみに月額950円で、女性特約をはじめとする特約は全くつけていません。

限度額適用認定証

用意していましたが、自己負担限度額を超えなかったため窓口での支払いは特に軽減されませんでした。

入院・手術・通院補償

入院(8日)+手術(1日)+通院(退院から一週間後の検査1回) に対して保険金が請求できました。また、請求に必要な書類が整った当日に振り込まれる金額が確定し、一週間以内に振り込まれました。なお、補償期間は2021/10/18〜2022/2/23までとなったため、今後、通院が必要になった場合も期間内であれば請求できそうでした。

まとめ

急遽緊急帝王切開となり、予定外の手術や出費となったものの、医療保険に加入していたおかげで最終的に窓口での支払いより多い保険金を受け取ることができました。今後子どもを授かりたい方は、これを機に加入すると不測の事態に備えられるかも知れません。ご検討ください。

*1:所得区分によって限度額は変わります。https://www.its-kenpo.or.jp/hoken/situation/case_07/kougaku/index.html#kou02